こんにちは。
今回はワーホリで、地方の1つ星レストランへ一人で働きに行った時のお話。
こちらのレストラン、今いるパティシエの男の子が9月からホテルへ移ることが決まっていて
次のパティシエが10月中旬からやってくるということも決まっていたそうで
その間に働いてくれるパティシエを探すのに、日本人なら仕事覚えも早いだろうということで募集したそうです。
誰も日本語話せないのに
来てしまったからにはやるしかない!!
製菓用語の単語は理解できるので、レシピで手順はある程度わかるし
念のため最初は手順を確認するのと、仕込み量とかを慣れるまで確認するようにしていったら
なんとか仕事は回せました。
このレストラン、地域で有名なお店で、かつ値段もそこまで高くない。
それでいて、有名人と思われる方々も来ているようで
たまに厨房に挨拶にこられ、みんな写真とか撮ってるんですが、こっちは「誰??」状態。
でも、アラン・デュカスが来た時は本物やぁと興奮しましたけど
とにかく、忙しい店でした。
こちらのレストランでやっていたデザートはこんな感じです。
バナナとサフランのクリームをまいたクッキーを畑に見立てて
チョコのムース、チョコのアイス、アプリコットのシャーベット
赤いフルーツのシャーベットとゼリー
ヘーゼルナッツとマッシュルームのアイスを秋の落ち葉に見立てて
はちみつのパルフェ(アイスみたいなの)とヴェルヴェンヌのクリーム
あと、プチマドレーヌ、ヴェルヴェンヌ(この地方の特産のハーブ)のマシュマロ、青りんごのパート・ド・フリュイ、ヌガー・モンテリマール
なんかの最後のお茶うけも作ってました。
バナナとサフランの組み合わせだったり、ヘーゼルナッツとマッシュルームでアイスを作ったりと
味の作り方の発想が日本にいた時と全く違ってて、ものすごくいい刺激をもらいました。
あと、盛り付けかたも何かに見立てるのが好きなシェフで、正直作るのは面倒でしたけど
どうすれば効率よく準備できるかとか、組み立てのタイミングなどいろいろと考えさせられました。
ル・ピュイ・アン・ヴレイという日本人にはあまり馴染みの無い街ですが
ここの年に一回行われる大きな祭りは見応えがあります。
次回は、その祭りの写真なんかをアップしようと思います。
そんな街に行った際には
Hôtel du parc内にある
Restaurant François Gagnaireへ。